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誤って削除してしまったデータを無料ソフトを用いて復旧させてみましょう。

復旧作業を行う前に

データの復旧に関してです。当サイトに書いてあるものを実行したからと言って必ずしもデータを復旧できるとは限りません。むしろ、復旧の可能性を低下させてしまう恐れがあります。

重要度の高いデータで、何が何でも復旧できなければ困るものであれば、自分でなんとかしようとせずに専門の業者に依頼してください。

■ してはいけない行為

データの復旧の可能性を低下させてしまう行為がいくつかあります。その代表例を挙げます。

  • デフラグ (データの復旧の可能性を限りなく0にしてしまいます)
  • スキャンディスク
  • システムの復元で復元ポイントに戻す。
  • 該当メディアへの新しいファイルの書き込み。フォルダの作成。

デフラグなんかしてしまった日には、専門の業者に頼んでもお手上げ状態になる、もしくは復旧できるとしても超高額な料金を要求されることになるでしょう。絶対にしないで下さい。それ以外でも、削除してしまったデータの入っているハードディスクやSDカードなどのメディアへの書き込みが発生するような行為は慎んでください。

■ 誤ってデータを削除してしまった場合

もし、誤って削除してしまったデータが入っているメディアがSDカード等、パソコンやデジカメなどから取り外し可能であれば、直ぐに取り外してください。ハードディスクの場合でも、書き込みが極力発生しないような処置をする必要があります。(電源を落とす、ハードディスクを取り外す)

ハードディスクの場合は少々厄介です。復旧させたいデータが入っている場所や復旧させたいデータの容量によって対処が変わってきます。

いずれの場合も、救出先(復旧先)は復旧元と違うドライブである必要があります。

Case1.場所:Cドライブ(起動ドライブ)以外 容量:比較的小
この場合は、DataRecoveryなどの復旧ソフトをCドライブより起動し、救出データをCドライブに入れるようにします。
Case2.場所:Cドライブ(起動ドライブ)以外 容量:大
復旧元データの容量が大きい場合、救出先用のハードディスクを別に用意する必要があります。それ以外はCase1と同じです。
Case3.場所:Cドライブ(起動ドライブ)
起動ドライブは、パソコンを普通に使用しているだけでもガンガン データの書き込みが発生します。パソコンの電源を落とし、別のパソコンから復旧作業を行うのがベターです。

いずれの場合も自己責任でお願いします。

また、復旧ソフトでスキャンし、復旧させたいファイルが見つかった場合、直ぐに救出作業に取り掛かってください。いつどこでデータの上書きが発生するかわかりません。2度目は無いかも知れません。